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三菱の創始者、岩崎彌太郎の長男、久彌が建てた岩崎家の本邸。現在は3分の1の敷地となっており、現存するのは 洋館・撞球室・和館の3棟。
なかでもゲストハウスとして使用された洋館が有名。木造2階建・地下室付きで、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計。近代日本住宅を代表する西洋木造建築である。
年に1度の岩崎家の集まりや外国人･賓客を招いてのパーティーに使用されていたそう。洋館の手前には広い芝庭があり、都会の中で贅沢な気持ちを味わうことができる。緩い坂を上ったところに白をベースとした洋館があり、誰もが足を止め眺めてしまう程の存在感。以前、大河ドラマのロケ地としても使用されていた。岩崎家がいかに華麗な一族だったかがうかがえる。ちょっとだけ、セレブ気分になった。木、芝生、門、全てにこだわりがあり、丁寧な、そしてゆったりとしたつくりになっている。どうしたら、心地よくなるのかが計算されて作られたようである。大きなエネルギーを頂けるような、そういった場所だった。