2017-08-03 09:10:44

昭和館

戦中・戦後の国民生活上の労苦を後世代の人々に伝えている国立の施設 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-1 各線 九段下駅 4番出口 徒歩1分 OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA

昭和館 基本情報

  • 住所
  • 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-1
  • 交通手段
  • ・東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線
     九段下駅 4番出口 徒歩1分
    ・JR飯田橋駅 徒歩10分
  • 入場料
    常設展示室(7階~6階)は入場料が必要
    ※その他のフロアは入場無料
  • 65歳以上 270円(230円)
    大人 300円(230円)
    高校・大学生 150円(110円)
    小・中学生 無料
    ※()内は団体料金(20名以上は団体扱い)

    ※次の方は無料になります
    ・未就学児
    ・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳
    ・戦傷病者手帳をお持ちの方および付き添いの方
    なお、8月15日「戦没者を追悼し平和を祈念する日」は
    どなた様も無料
  • 開館時間
  • 10:00~17:30(入館は17:00まで)
  • 休館日
  • ・月曜日
    ※ただし、祝日または振替休日の場合開館、翌日休館
    ※年末年始(12月28日から1月4日)
    ※5月29日(月)は開館
    ※6月3日(土)~6月11日(日)は資料交換のため
     常設展示室のみ休室
    ※8月14日(月)は開館
  • 地図

昭和館を訪問した感想

千代田区にございます「昭和館」をご紹介させていただきます。
こちらでは、戦中・戦後(昭和10年頃から昭和30年頃)の国民生活の姿、労苦を後世代の人々に伝える資料の収集・保存・展示を行っていらっしゃいます。資料は実物資料、図書・文献資料、映像・音響資料も収集し、展示、閲覧提供を行っています。

7階~6階は常設展示室となっています。
順路は7階から6階となっており、7階では、家族の別れ(徴兵制)、家族への想い、昭和10年頃の家庭、統制下での暮らし、戦中のが学童・学徒、銃後の備えと空襲と題し、展示が行われています。
タッチパネルで展示品の解説や一部動画解説もあり、とても丁寧に学ぶことができます。写真パネルの多くに写る当時の子どもたちの表情をぜひ見ていただきたいと感じました。

そして、7階から6階へ向かう階段は「昭和20年8月15日(終戦)」と題した展示が行われています。「玉音放送」を聞くことが出来ますので、ぜひ立ち止まっていただき、聞いていただきたいと思います。その他にも終戦を伝える新聞等の展示も行われています。

6階は、戦後直後の日本、廃墟からの出発、遺された家族、子どもたちの戦後、復興に向けて、移りゆく世相、慰霊の旅と題し、展示が行われています。7階は年代別での展示であったのに対し、6階はテーマ別での展示となっております。戦没者妻、遺児、戦争孤児の厳しい生活についても知ることが出来る貴重な展示となっています。また、廃墟から出発し、復興に向けて明るい兆しを見せはじめ、高度経済成長への足がかりとなる様々な家庭電化製品まで展示されており、この「復興」ということが学べるということは、現代にも通じることが多く、大変素晴らしい展示だと感じました。
6階には、「体験ひろば」という、実際に昔の人々のくらしを体験できるコーナーがあります。何に使う道具なのか考えたり、昔の電話を実際に触れてみたり、手押し井戸ポンプやバケツを使ってみたりととても充実した体験コーナーです。中でも戦中・戦後の衣服を着たり帽子をかぶることができるコーナーには写真撮影用のスクリーンが3種類も用意されており、その衣服の時代に合わせた背景を用意してあるそうです。

5階の映像・音響室には様々にテーマ分けされた戦中・戦後の国民生活に関する写真・映像、音響、絵画資料を検索し、視聴することが出来ます。地域別、カメラマン別、年代別等、とても見やすい工夫がされていますので、こちらもぜひご利用ください。フロアはとても広々としており、快適に学ぶことができるはずです。1階にあるニュースシアターで観たニュース映画をさらに知る為にこの映像・音響室を利用するのもおすすめです。

4階にある図書室では、所蔵資料の目次の情報までデータ化されている為、タイトルを覚えていなくても調べたいことばで検索して探し当てることができるそうです。お越しになった際には、ぜひ図書室もご利用ください。なお、所蔵検索は公式ホームページからも行うことが出来ますので、いらっしゃる前に検索を済ませておくのも良いかもしれません。

ぜひ皆さんも戦中・戦後の国民生活を丁寧な展示で知り、学ぶことができる「昭和館」を訪れてみてはいかがでしょうか。
2017年7月7日
くねっと取材担当W


千代田区で開催のイベント情報


くねっとから最新情報を得る